新潟県新潟市で生まれ育つ。
職業訓練校木工科足立校で家具作りを学び、創作工房(足立区)で店舗・個人宅両方の特注家具製作の技術を身につける。子供が生まれたのを機に茨城県に引っ越す。草苅木工(つくば市)と、キハラ製作所(利根町)にて、学校・官公庁関係の什器作りに勤しむ。Wood凪(千葉市)に単身で勤め、再び都心の店舗什器作りに携わる。2020年、子供の小学校入学に合わせて、和歌山県橋本市へ移住し同時に木工所を始める。
家具を作るための材料は、およそ金額が決まっていて、製作にかかる労働費を足して家具の金額を決める。手の掛かるものは、手を掛ける分の労働費が足された金額となるし、良い材料を使えば、その分の金額が加算される。技術を高めて難しいことも手を掛けずにやり、効率や速度を上げるための機械を導入することで労働費を少なくする。技術が上がり、速度が速くなるほど家具の金額は安くなるという理想。同様の家具を作って、他所より金額が高いことは恥ずかしいこと、と受け止めなければならない。
作りたい家具のイメージを、なるべく安い金額で実現することが仕事だと思っています。その家具が目指すものを一緒に思いながら、予算のかけどころを按配する。おおまかな図面ができて、作り方がおよそ見えていないと見積りは出せないので、ウンウンうなりながら見積り計算をしています。経営理念は「見積りで嘘をつかない」としました。